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キャリアインタビューで100人100通りのキャリアパスを見える化!

今回の記事では、サイボウズ社内でキャリア支援の一環として実施している「キャリアインタビュー」についてご紹介します。すぐに真似できるよう、詳細に解説してみたので、よかったら皆さんの会社でも始めてみてください!

キャリアインタビューとは

キャリアインタビューは文字通り、社内のメンバーに協力してもらい、社会人生活のスタートから現在までのキャリアについて、約30分間インタビューし、その様子を収録した動画を全社員に公開する、という取り組みです。過去の動画のバックナンバーも含め、他のメンバーがいつでも好きな時に、気になるメンバーのインタビューを視聴できます。現状は月に約1本程度、新規で動画公開するペースで進めており、職種や年次、ポジションなどが被らないようにメンバーの人選をしています。

なぜ、キャリアインタビューを始めたのか

その理由はズバリ、“メンバー同士のキャリア情報の見える化”です。サイボウズには決められたキャリアステップがなく、キャリアも100人100通りです。もちろん明確なキャリアステップがないことで、キャリアに悩んでしまうメンバーもいますが、そのような時にインタビュー動画を見て自分のキャリアを考える上で参考にしたり、ロールモデルを探したりできればと思い、多様な職種のメンバーにインタビューしています。特にこれから組織が大きくなるにつれてますます社内メンバーのキャリアが見えにくくなると思うので、動画としてメンバーみんながいつでも視聴できる状態にしておくことに価値があると考えています。

参考記事:サイボウズのキャリア支援で大切にしている3つのこと

インタビューの進め方

まずは、メンバーに協力を依頼します。メンバー側には断る権利もあり、強制はしないようにしています。もし、協力してくれるとなったら、メンバーにはインタビュー前までにこれまでのキャリアを振り返りながら「モチベーショングラフ」を作成してもらいます。

(イメージ図:モチベーショングラフ)

モチベーショングラフ片手にいきなり収録本番、というと緊張しますし、一体何を話せばいいかわからない、ということもあるので、モチベーショングラフを作成いただいた段階で、メンバーと収録前の事前MTGを30分程度実施して、インタビュー全体の流れを打ち合わせします。

そして、収録本番では事前MTGで擦り合わせた内容をもとに、これまでのキャリアのターニングポイントなどを深掘りしながら、これからのキャリアの展望や視聴するメンバーに向けたメッセージなどももらいます。キャリア支援チームのメンバーと対話形式で進行していくので、あらかじめ原稿を準備して一人で話すよりも負担は少ないと思います。収録が終了したら、インタビューを振り返りながらインタビューにタイトルをつけて、社内に公開します。

キャリアインタビュー kintoneアプリ(実際のもの)

キャリアインタビューにはこんないいことも・・・!

キャリアを考えたいメンバー向けの参考情報としてのキャリアインタビューですが、インタビューを受ける側にとってもいいことがあります。それは、インタビューの事前準備でモチベーショングラフを作り、インタビューでキャリアに関する質問に答え、これまでを振り返ってタイトルをつける、という一連の作業によって、自分のキャリアを棚卸ししたり、見つめ直すきっかけになったりするということです。今まで多くのメンバーに協力いただきましたが、自分のキャリアを考え直す良いきっかけとなったとフィードバックをもらうことが多いです。
加えて、キャリアといった文脈ではなくても、社内に自分のことを知ってもらうきっかけにもなります。前述の通り、会社が大きくなると特に部署が違うとなかなか知り合えないということがあると思いますが、動画をきっかけにコミュニケーションが生まれる、といったことも起きているので、社内コミュニケーションのきっかけづくりにもなっていると思います。

おわりに

情報共有を大事にしているサイボウズですが、前回ご紹介したジョブボードに続き、キャリアに関する情報もできるだけ社内にオープンにしていこうと取り組んでいます。次回は、大人の体験入部についてご紹介する予定です。お楽しみに。

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