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社内マッチングを支援する「ジョブボード」。募集側・応募側それぞれどう感じてる?使ってみた2人にインタビュー!

皆さんの会社では新しいプロジェクトやチームを立ち上げたい場面でどのようにメンバーを集めていますか?
人事から突然任命される形でしょうか?それとも社外から経験者を募集していますか?会社によってその方法は様々ではないでしょうか。
サイボウズには社内公募の制度「ジョブボード」があり、実は「サイボウズの舞台裏」を運営する人事広報チームも、このジョブボードの募集を経て結成されたチームなのです。

2022年5月にジョブボードを活用してメンバーが集まり、新チームが立ち上がった経緯について、メンバーを”募集した側”の人事広報チームを立ち上げた誠さんと、ジョブボードで念願のキャリアにチャレンジするきっかけを手に入れた”応募した側“丸山さんにあれこれ聞いてみました!

聞き手:ゆーき、応募した側:丸山、募集した側:誠

ジョブボードとは?
8月に公開した記事「ジョブボード」で社内求人を“見える化”しましょう!」をまだご覧になっていない方は、よろしければ先にご覧ください。

"募集した側"にとっての社内公募の良さとは?

▼ゆーき
ジョブボードに求人を出したいと思ったのはどのような背景があったのですか?

▼誠
人事広報を専門とするチーム結成の構想は以前からありましたが、今年に入ってサイボウズの人事の取り組みや、チーム、人について積極的に社外に情報発信をするチームの必要性が高まったんです。
メンバーを集めるにあたり、人事広報は普通の人事職能のチームではないので、最低1人は他本部の経験者にも入って欲しいと思っていました。それで全社に募集できるジョブボードがいいだろうと思って求人を出しました。
※「人事広報チーム」は「人事本部」の下位組織

▼ゆーき
…そうしたら狙い通りビジネスマーケティング本部を主所属とする丸山さんが来てくれたと!

▼誠
はい、狙い通り!(笑)人事広報を作る話は、丸山さんとはそれまでしたことがなかったので、来てくれるとはまったく想像していなくて、嬉しかったですね〜!

「丸山さんが来てくれて嬉しかった!」と話す誠さんと、それを聞いて照れる丸山さん

▼ゆーき
誠さんは採用業務にも携わっていますよね。社外向けの求人募集と比べて、ジョブボードでの募集ハードルはどう感じましたか?

▼誠
募集要項登録〜募集開始までの流れがスムーズで使いやすかったです。
結成前のチームで社外向けに求人を出そうとすると、想定される業務の範囲が幅広いので書き方が難しいのですよね。
他のチームとの兼務でもいいし、貢献してもらう時間数も相談して決めましょう!と書けるのは社内求人の良さだと感じています。それに、人事広報の業務の特性上、サイボウズ社内のことをよく理解している必要があります。しかし社外からの採用だとサイボウズのことをまだよく知らないので、代わりに求めるスキルのレベルが高くなってしまうのも悩みどころで…。

▼ゆーき
そういう理由もあって、ジョブボードが適切だと思ったのですね!
他の社内制度では「体験入部」なんかもありますが、ジョブボードを選んだ理由ってありますか?

▼誠
ジョブボードの方が募集者の”至急”度も、応募者の”本気”度も高いと思っています。体験入部だと異動は前提になっていなくて、他チームの業務を学びたいという気軽な気持ちで参加できる一方、ジョブボードはポジションが空いていて人が足りていないことを明確にアピールできる場所なので、「3年前くらいからやりたいとは思っていた」というように熱意も伝えやすかったと思います。

実際の「ジョブボード」アプリのメンバー募集要項
実際の「ジョブボード」アプリのメンバー募集要項

応募した側「ジョブボードで10年越しの念願の業務に携われた!」

▼ゆーき
丸山さんはジョブボードを見て人事広報チームに入りたいと言ってくれたのですよね。元々異動願望があってジョブボードをチェックされていたのですか?

▼丸山
いえ、普段から異動したいと思っていたわけではないんです。ジョブボードというアプリがあることも耳にしたことはあったのですが、実際にみたことはなくて…。

▼ゆーき
おっと。社内認知が行き届いていないですね…!ではどのようにジョブボードの求人にたどり着いたのですか?

「認知が行き届いてないですね…」とダメージを受けるゆーき

▼丸山
私がジョブボードに辿りついたのは、人事本部の本部長、中根さんのピープルの書き込みを見たのがきっかけです。
実は私、新卒でサイボウズに入社した当初からサイボウズでの働き方や取り組み、メソッドを多くの人に知ってほしいなという気持ちがあって、制度設計に関われそうな人事本部に行きたいと思っていたんですよ!
※ピープル…サイボウズ製品「kintone」の機能。ユーザーのプロフィールの確認や、考え・アイデアの投稿ができる、その人のためのスペース。

▼ゆーき
そうだったんですね!では10年越しで念願の業務に飛び込めたのですか?

▼丸山
そうなんです!
新卒で配属されたのはお客様の製品理解促進をするカスタマー本部でした。その後製品プロモーションに関わるビジネスマーケティング部や、サイボウズを離れて他社でも働いたのですが、これまで人事にはずっと所属したことがなかったんです。
ですが、人事広報チームの募集を見て、これであれば、今まで私がやってきた仕事とやりたいと思っていた仕事がうまくマッチングするのではないかと思いました。速攻で募集を見に行きましたね笑 

募集側と応募側のマッチングはどのように実施された?

▼ゆーき
ジョブボードのおかげで丸山さんの念願が叶ったと!笑
そのあとカジュアル面談をされたのですよね。2人でどのような話をされたのですか?

▼丸山
ジョブボードには募集背景や業務内容、求める人物像が書いてあって、一通り読んだ後に「担当者との面談希望する」というアクションが選べたので、面談を申し込みました。それと同時に主所属本部のマネージャーにも面談を入れて、兼務したいと思っていることを伝えしました。

▼誠
丸山さんとの面談の時は1年目から人事の仕事やりたかったんですよ〜という話をされたので、驚きでしたね。なんだよ、早く言ってくれよ、って笑

▼丸山
あはは笑 誠さんとの面談では、ずっとやりたいと思っていたことをアピールしたり、人事広報チームでやりたい方向が、私が想像していることとイコールなのかを確認したり…という記憶があります。

「はやく言ってくれたらよかったのに〜」「あはは」

▼ゆーき
主所属の本部のマネージャーとの面談ではどのような話をしたんですか?

▼丸山
私がすでに2つの本部(ビジネスマーケティング本部・カスタマー本部)を跨ぐ兼務をしていたので、人事広報チームにジョインしたら3本部(人事本部)を跨ぐ兼務になっちゃう、それは会社の雇用契約等の制度上問題ないかどうかの確認をしました。
3本部を跨ぐ兼務は問題ないと分かったので、あとは自分でスケジュールを調整してね、やりたいことができる場所が見つかってよかったね!という感じで快く送り出してもらいました。

▼ゆーき
サイボウズらしいエピソードですね。異動のプロセスなどで戸惑うことはなかったですか?

▼丸山
戸惑うところは少しありましたね。カジュアル面談まではスムーズだったのですが、その後の調整とか、誰に相談してどのように進めたら良いのか、誰が決裁権をもっているのかがわからなくて…。

▼誠
たしかに…。兼務に限らず結局は所属本部と異動先の合意が取れたらOKだけど、わかりにくさはあるかもしれないね。

誰に相談してどのように進めたら良いのか、誰が決裁権をもっているのかがわからなかったと話す丸山さん

▼丸山
完全に異動するのであればマネージャーとの合意を取るだけで済むけれど、今回は兼務でジョインすることになったので、業務時間の割き方の割合を自分に任されているのは少し大変だなと感じたかな…。
自分の判断で動けるひとなら良いけど、戸惑ってしまう人はジョブボードを活用することへのハードルにはなるかもしれないですね。

▼ゆーき
キャリアの描き方が100人100通りで、個人の裁量が大きいサイボウズならではのハードルかもしれませんね。他社だと兼務自体がレアだったり、自分だけで割合を決めるわけではないかもしれないから、そこが負担にはなりにくいといいのだけど。ここは会社に合わせた制度づくりが必要そうですね。

▼丸山
そうですね。短期的な働き方も長期的なキャリアプランも、すべて自分で決めて良い自由さがサイボウズのキャリアの魅力の1つだけど、その辺のフォロー体制が整っていたら安心してチャレンジできそうです!

フォロー体制が整っていれば安心してチャレンジできそう!と語る丸山さん

実際に人事広報チームに入ってみてどう?

▼ゆーき
話が少し逸れるかもしれないんですけど…ぶっちゃけ、給与が変わるかもしれないという不安はなかったのですか?

▼丸山
不安はなかったです!募集内容的にも、まったく新しい仕事をするのではなく、今までの業務を活かせる内容だと思っていたので、兼務によって給与が下がることは想定していなかったです。給与の心配よりもずっとやりたかったことができるという前向きな気持ちでした。

▼ゆーき
プロモーションの経験者の丸山さんにきてもらって、チームとしてはどうですか?

▼誠
活躍されています。最初からとにかくテキパキだったよね!
ツールの情報だったりビジネスマーケティング本部の知識を唯一持っているメンバーだから、ロゴを作る時とかには凄く助けられました。社内の人脈というか、誰に相談すればいいかとかもビジネスマーケティング部にいるからか、慣れていて。人事では普段そういうのを使わないので、ありがたいなってすごく思いました。

▼ゆーき
丸山さんは強い思いがあって人事広報チームに入って、やりたかったことできていますか?

▼丸山
人事広報として発信していく土台作りが第1ステップだと思っているのですが、そこはチーム結成とメディア立ち上げで順調にクリアできたかな、と。次のステップでは情報発信していく内容だったり、元々やりたいと思っていた所を具体化できるように頑張りたいです!

▼誠
いいですね!来年は「サイボウズの舞台裏」noteをバズらせたいですね。笑

▼ゆーき
では丸山さん、あらためて、「ジョブボード」があってよかったと思いますか?

▼丸山
はい!ジョブボードという制度があることもですが、「やりたい」に対して受け入れてくれる・送り出してくれる風土が揃っていることも重要だと思っていて、どちらもあることはありがたいなと思います。

▼ゆーき
誠さん、3年間あたためてきた人事広報チームの構想をついに実現できて、いかがですか?

▼誠
本気のメンバーが集まってくれてよかったです。目標としていたYahoo!ニュースのトップ掲載もすぐに実現できちゃったしね…!ジョブボード最高!笑

終わりに

今回はジョブボードを活用して新たなチームが結成できた募集側と、念願の業務に携わることのできた応募側の2人に話を聞いてみました。それぞれの会社に合わせた制度設計が前提となりますが、参考になれば嬉しいです。

人事広報チームは読者の方に支えられ、おかげさまで結成してもうすぐ半年です。今後もサイボウズ社内の制度紹介など、人事の方やチームリーダーの方々の参考になる情報をご紹介していけたらと思います!
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