サイボウズの人事本部メンバーが集結し、人事本部ディスカッション大会を開催しました!
みなさんこんにちは、サイボウズの舞台裏スタッフの丸山です。
今回の記事では、先日サイボウズの人事本部で実施した「人事本部ディスカッション大会(以下、ディスカッション大会)」の様子をご紹介いたします!
サイボウズの人事メンバーが東京オフィスに集結!
ディスカッション大会は、久しぶりに人事本部メンバーが東京オフィスに集結しオフラインで開催しました。
大会自体は、午前・午後の2部構成で実施しました。
第一部では「7月以降の人事本部の体制」を説明、各部・チームの目標や最近の重点項目の取り組みを共有し合い、普段あまり知ることのないお互いの取り組みを知る時間になりました。
第二部では、人事本部メンバーから事前にイシューレイジング(*1)で洗い出したイシューに対して、まずは本部内横断で課題の認識をし、みなで解決・改善に向けたディスカッションを行いました。
ディスカッション大会を実施することになった背景とは?
「人事」と一言で言ってもいろいろな役割や機能が含まれます。
サイボウズではいわゆる総務的機能や言語面の支援も、人と組織の基盤を創る機能として、人事本部の一部としています。しかし、日ごろの仕事の中では、どうしても自チームの所管する業務の範囲だけに目が行ってしまうことがあります。
そこで、人事本部全体のミッションを認識しなおし、各部・チームが取り組んでいることを総合的に理解することで、「人事本部はサイボウズにとってどのような存在であるべきだろう?」「掲げている理想を実現するために、今できていること・できていないことは何か?」など人事本部全体を俯瞰してみる機会を、年に数回設けています。
そのうちの1回が、今回のイシューレイジングとディスカッション大会です。イシューレイジングは6月に「イシューレイジングウィーク」を設け、日頃個人が感じているイシュー(みんなと話してみたい理想/もやもや/問題意識/アイディア/etc...)を自由に出し合い、課題の芽を洗い出しました。
そこで挙がったイシューの内いくつかについて、部・チーム横断で自由に議論を行い、解決のためのヒントを得る目的で実施したのが、このディスカッション大会です。全員参加で議論をすることで、業務上そのイシューに直接かかわらないメンバーも「実はこう思っていた」「こんなこともできるんじゃない?」といった意見を出すことができ、より広くそのイシューについて認識できる機会になることを意図し、今回は「全員参加」を原則としました。
また、これまで人事本部全体で行うイベントは感染防止の観点からオンラインで行うことが多かったのですが、今回はオフラインで開催することにしました。メンバー同士が顔を合わせ「つながりづくり」の場になることも意識しました。コロナ禍で入社したメンバーも多いため、初めて直接顔を合わせるメンバーも多かったです。
ちなみに、サイボウズの人事本部ではそのほかにも本部全体を俯瞰する機会として、1月にはその年の目標を策定し共有し合う「人事本部Kick Off」、10月には中長期視点で、部・チームの理想を言語化し、その優先度を決めるとともに、チーム間の連携も可視化した「Vision Connect Map(VCM)」を創り、相互認識していく機会を設けています。それぞれの機会が振り返りや目標策定の場となり、人事本部全体のチームワークを高める機会になっています。
第一部:新体制の共有と各部・チームの取り組み共有
午前中に実施した第一部は、リアルの会場に来られなかったメンバーも参加できるよう、オンラインとリアルのハイブリットで開催しました。
まずは人事本部長 中根より、7月以降の人事本部新体制の共有がありました。決まった体制を共有するだけではなく、それがどんな目的、想い、考えによって、体制変更をしたのか説明しました。
その後は、人事本部内に全部で9つある各部署の上期に定めた重点注力ポイントとその振り返り、部としての目標共有、その目標達成のために実施しようと考えていることの共有を行いました。それぞれのチームの取り組みを知ることで、他チームと協力しやすい状態ができたのではないでしょうか。
第二部:イシューレイジングディスカッションを実施!本部横断した課題をみんなで解決
午後に実施した第二部は、リアル会場のみで開催しました。事前に人事本部のメンバー各自がイシューレイジングで洗い出したイシューに対して、課題の認識、その課題に対しての解決策・改善に向けたディスカッションを行いました。
ディスカッション開始前には、これまでのサイボウズ人事制度の変革背景や歴史など、今まで行ってきたサイボウズ人事制度の方針転換の理由、背景の概要をまずは説明しました。
人事制度の変革年表を元に、なぜこの制度ができたのか、どんな背景があったのかを説明しました。直近入社したメンバーだけでなく、以前からいるメンバーにとってもあらためて自分達が行っている取り組みを再認識する時間になりました。
その後は、事前に人事本部内から出た60個以上のイシューの中から、本部内を横断して話し合うべきイシュー10個を取り上げて、それぞれ興味のあるイシューに対してディスカッションしました。
「採用に対する投資 」や「国内拠点同士の連携」、「組織拡大期の制度の在り方」など採用に関するイシューから社内コミュニケーションに関するイシュー、オンボーディングに関すること、人事評価に関することなど幅広いイシューに対してディスカッションが行われました。
ワールドカフェ:人事本部の目指したい姿をディスカッション
最後は、部署・チームの垣根をこえて、人事本部として目指したい姿、やりたいことについてチームに分かれてディスカッションを行いました。
ディスカッションでは「チームワークの成果が上がるチームを作るために私たちができること・やりたいことは?」というテーマに対して、それぞれのチームで自由に感想・気づいたこと・疑問・アイディア・イメージを書き出しました。
固定メンバーでは意見が偏ってしまうので、途中で一部メンバーをシャッフルしながらディスカッションを進めていき、最後にそれぞれのチームで出て内容を共有し合いました。
すべてのディスカッションが終了した後には、オフィス内の施設にて参加任意の懇親会も行いました。人事本部全体で実施するリアルの懇親会は、2月に実施した新年会以来約半年ぶりの開催となり、日ごろ業務で直接的にかかわらないメンバーとも交流できる機会となりました。なかにはこの日実施したディスカッションの延長で、「人事本部の新しいポリシーって、こんな言葉が良いんじゃない?!」といった話で盛り上がるチームもあったようです。
今回は、通常業務を止めて、終日「サイボウズの人事本部の未来」について本気でディスカッションし合いました。
日常業務が忙しくなると、全員が集まってこのような理想を話したり、本部の課題に対してディスカッションする時間を作るなど難しいかもしれません。しかし、今回サイボウズの人事本部ディスカッションを通して、さまざまな意見が出てきたことは今後本部がより良くなるためにとても大切な時間になったと思います。
ぜひみなさんもたまには立ち止まって、同じベクトルを向いているメンバーと今後について本音をぶつけ合う時間を作ってみてはいかがでしょうか?