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「Teamwork Survey」でチームの状態を可視化、更に良いチームに

こんにちは、サイボウズの人事本部で部長をしている青野です。
この記事では、社内で実施している「Teamwork Survey」とそれを活用した取り組みについてご紹介します。


Teamwork Surveyとは?

チームメンバーへのアンケートによって、チームワークの状態を可視化するアセスメントです。集計後に結果を見ながら、チームメンバーでのワークショップを実施し、チームワークの改善に繋げます。メンバーがチームの理想に共感しているか、うまく役割分担ができているか、などサイボウズが考えるチームワークに必要な要素がベースとなっています。

Teamwork Survey開発の背景

Teamwork Surveyは、2022年に人事本部内に発足した「チーム運営支援チーム」という、社内の各チームのチーム運営を支援するチームが中心となり開発しました。
他にも、メンバーでチームビルディングする際に補助を出す「チムビル制度」を作ったり、社内のリーダーが集まってノウハウを共有する「チームリーダーBAR」などの施策に取り組んだりしています。
社内のチームを支援していくために、まずはチームの状態を可視化する必要があると考えて開発したのがTeamwork Surveyです。

実施の流れ

①チームメンバーがSurveyに回答
チームのメンバーが約40項目のアンケートに回答します。kintoneで作成した回答フォームは、7段階で回答する定量的な設問と、フリーコメントを記載する定性的な設問で構成されています。回答者が入力しやすいように配慮して、登録したものは原則的に非公開設定にしています。

画像:コミュニケーションに関する設問の例

②集計してレポートを作成
チームメンバーからのアンケートが出揃ったあとは、集計してレポートを作成。以下のようなレポートをチームメンバーに渡しています。

画像:チームの総合得点レポート
画像:各項目のレポート

③対話の場を設定
チームの状態が可視化された後は、チームメンバーで話し合う対話の場を設定。チーム運営支援チームのメンバーがその場を進行します。約3時間で、チームの現状と理想や、それらのギャップとしての問題について議論。改善策を検討したり、強みを伸ばすためのネクストアクションを考えたりします。また、全体のワークショップでは話しづらい場合に、チーム運営支援チームのメンバーと特定のメンバーで非公開の相談の場を持つケースもあります。

人事本部のマネジャーチーム向けに実施したワークショップの様子

④振り返り
ワークショップの実施直後にはアンケートを実施。以下のような声が多く寄せられます。

・チームの理想が明確になっていないことに気がついた
・チームメンバーが同じ問題意識を持っていることが分かってよかった
・次にやるべきことが明確になってよかった

⑤その後の支援
ワークショップの実施後、一ヶ月・三ヶ月のタイミングで、フォローアップのヒアリングを行っています。フォローアップの主な目的としては大きく以下2点です。
1つ目は、ワークショップをやりっぱなしで終えることなく、チームワークを向上させていくための取り組みを継続的に意識づけてもらうため。
2つ目は、チームワークに関する困りごとがあれば、いつでも気軽に相談してもらえる関係性を構築するため。
一度のワークショップだけでは解決できないことも多く、チームによっては二度三度と対話を重ね、見えてきた具体的な問題に対してリーダーと一緒に解決策を検討することもあります。


支援している側としては、チームメンバーが問題の解決に向けて前向きになっていく様子を見る瞬間がとてもやりがいになっています。

今後は、このTeamwork Surveyや対話の場を改善しつつ、社内で良い取り組みをしているチームのノウハウを広く展開していく仕組みも創っていきたいと考えて施策を進めています。また、社外向けにもTeamwork Surveyを展開することや、自社イベントCybozu Days(東京)で良いチームのノウハウをお伝えするセッションの実施を計画していますので、ぜひご注目ください。

サイボウズはチームワークあふれる社会を創ることをPurposeに掲げる会社ですので、社内外にチームワークあふれるチームが増えるように、引き続き取り組んでいきます!

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