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初開催!「キャリアについて考える月間」イベントレポート!

今回の記事では、サイボウズでは初開催となった「キャリアを考える月間」について、実施の背景、月間中の取り組み、社内の反応などご紹介します!

「キャリアについて考える月間」とは

人事本部のキャリア支援チームが主催したキャンペーン活動で、2022年の9月1日〜30日のまるまる1ヶ月を「キャリアについて考える月間(以下、キャリア月間)」と名づけ、キャリアに関するワークショップ、講義、キャリア面談、コラムの発信などを集中的に実施しました。
サイボウズでは働き方だけでなく、キャリアも100人100通りなので、例えば3年目研修といった階層別研修などもなく、定期異動・ローテーションもないため、基本的にはキャリアを考えるタイミングは個人に委ねられています。キャリアについて考える時期は一人ひとり違うので、新しく入社したメンバーへのオンボーディング研修を除くと、人事主催の集合研修はほとんどないというのが実態です。
しかし、キャリア支援チームが社内向けにとったアンケートには、入社年次や社会人歴、職種など関係なく、キャリアに関する集合研修や階層別研修を望むような声も多くありました。ただ、研修となると普段の業務もある中でなかなか参加しづらいという意見もあります。今回は人事主催で9月をキャリア月間として、キャンペーンとして盛り上げることで全社のイベントとして認知してもらい、参加しやすい形である種実験的に開催することにしました。

コンテンツも大公開

キャリア月間で実際に行ったコンテンツはこちらです!
●スケジュール
09月05日【基調講演&対談】キャリアを考える3つの視点と「自由」の話
09月06日【ワークショップ】「わがままカード」をやってみよう
09月14日【ワークショップ】幸せのタイプ診断から自己理解を深めてみる会
09月15日【講義】再入社メンバーに聴くキャリアBAR
09月16日【講義】複業のリアル
09月21日【ワークショップ】リフレクション研修
09月27日【講義】成長のためのアンラーン
09月中.   【キャリア面談】キャリアざつだん体験
09月中     【メッセージ】ここがいいよね!〇〇さん
次の章から、コンテンツ一つひとつについて、簡単にご紹介していきます。

【基調講演&対談】キャリアを考える3つの視点と「自由」の話

キャリア月間のオープニングイベントとして、神戸大学大学院の服部 泰宏先生をお招きして、キャリアの考え方について、キャリア理論を交えながらご講演いただき、講演後は人事本部長の中根とご対談いただきました。専門家でかつ第三者的な視点から、キャリアを考えるヒントを教えていただき、刺激を受けたメンバーもたくさんいたようでした。

写真:左 神戸大学先生 右 サイボウズ人事本部長 中根

●アンケート
 キャリアについて考える切り口がわかりやすく、自分自身のキャリアについて考えるためのヒントが得られた実感がありました。サイボウズにはキャリアインタビューがあって、参考にできそうだとわかったのも収穫です。

 キャリアについて、とても整理されてインプットでき、参考になりました。本の紹介などもあって、さらに学ぶきっかけにもなる、すばらしい時間でした。

【ワークショップ】「わがままカード」をやってみよう

「わがままカード」とは、サイボウズのチームワーク総研が作った、価値観を考えるカードゲームです。働く上で大切にしたい価値観をあえて「わがまま」と呼び、お互いにわがままを見せ合うことでチームビルディングに役立ててもらうためのツールです。キャリアを考える上でも自己理解を深めることは非常に大切で、今回は自分の価値観に気づき、自己理解を深めることを目的にわがままカードを使ったワークショップを開催しました。

●アンケート
キャリアを考えるうえで、自分が大事にしているものを改めて考えることができて良かったです。

自分の意外な面がわかったり、自分の価値観について深く考える機会になりました。また、自分以外の「こんな考え方もある」を知ることができて、良かったです。

参考:わがままカード 〜人それぞれの「大切」は何?〜
https://shop.cybozu.co.jp/products/4769252638799

【ワークショップ】幸せのタイプ診断から自己理解を深めてみる会

「幸福学」の第一人者である慶應義塾大学大学院の前野隆司先生の書籍やポジティブ心理学の考え方や研究等を参考に、幸せのタイプ診断ができるアセスメントを作り、参加者にはアセスメントを受けた上で、対話をするワークショップに参加してもらいました。わがままカード同様に、自分の価値観などに気づき、自己理解を深めてもらうために実施しました。

●アンケート
自分では捉えづらい考え方の癖などをワークを介して気づかせていただける良い機会になりました!

普段は聞くことができない、人生観・その人の歴史を知る機会となり、とてもとても素敵な時間でした! 

【講義】再入社メンバーに聴くキャリアBAR

サイボウズには、「育自分休暇」という、退職しても出戻りできる再入社制度があります。多くの企業に当てはまると思いますが、キャリアをテーマにした企業内研修だと、どうしても企業の内側に目が行きがちですが、キャリアを考える上で、サイボウズ以外の場所で挑戦し、活躍するという選択肢も当然あります。今回は、サイボウズに入社し、一度は退職して、またサイボウズに戻ってきたメンバー3名に協力してもらい、辞めた時や戻ってきた時のエピソードを話してもらいました。

●アンケート
「サイボウズの中でのキャリア」を考えるのも大事だけど、その前に「自分がどうありたいか」に立ち返ることができて学びが深かったです!

「サイボウズの○○さん」という看板・肩書きを外して、外の世界に身を晒してみるのは大事だなーとひしひし伝わってきました。

【講義】複業のリアル

サイボウズは複業が認めれれており、サイボウズ以外のフィールドでも挑戦することでキャリアの選択肢を広げているメンバーが多いです。ただ、これまで全社的に複業の実態を調査したことがなかったので、改めて複業している方を対象にアンケートを実施し、結果を共有しつつ、実際に複業しているメンバー3名に協力してもらい、パネルディスカッション形式で、自身がされている複業の話について語っていただきました。

●アンケート
複業ってどんな感じだろう?という興味の段階だったので、前半のアンケート結果の集計情報もありがたかったです。

複業をして後悔しているか、収入が増えたかなど、普段は聞けないなと思うことまで 率直な経験を伺えたのがよかったです。

【ワークショップ】リフレクション研修

リフレクションとは、「自分の内面を客観的、批判的に振り返る行為(※1)」で、日本語では内省と言いますが、自己理解を深める上で欠かせない技術です。今回は、リフレクションの意義と方法についてのレクチャーとワークショップを実施しました。

※1「リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術」 熊平美香 ディスカヴァー・トゥエンティワン

●アンケート
日々仕事で、ふわっと何かを感じることがあっても、なかなか言語化したり整理することはないので、このワークであらためて言語化することができて、自分の経験を見返すことが出来てとっても良い機会でした!

自分の体験・価値観を内省する機会は、ほとんどなかったので貴重な体験でした。

【講義】成長のためのアンラーン

アンラーンとは、時代に合わなくなった知識やスキルを捨てつつ、新しい知識・スキルを取り込むことを言いますが、プロフェッショナルであり続けるためには、確立した型やスタイルを壊し、新しい型やスタイルへと作り直すことが欠かせません(※2)。講義では、アンラーンの考え方と重要性をレクチャーした上で、個人でできるワークを紹介しました。

※2「仕事のアンラーニング -働き方を学びほぐす」松尾 睦 同文舘出版

●アンケート
同じ職を長く続けていて、そろそろアンラーンが必要だな、と思っていましたので、タイムリーでした。

習慣化するのがよいこともありますが、無意識的に楽な方にパターン化してしまうことは確かにあるなと気づきました。意識的にかつ定期的に自分の(学習)行動を見直すのがよいと気づきました。 

【キャリア面談】キャリアざつだん体験

サイボウズには、キャリア相談窓口という誰でもいつでもキャリアコンサルタント資格を持っているメンバーに相談できる制度がありますが、やはり“相談”となると、少し登録のハードルも高いようでした。そのため、今回はざつだんとして、もう少しライトにキャリア支援チームメンバーとお話できる時間を設定し、希望者が予約できるようにしました。月間中は45件のざつだんが実施され、「「気軽に相談できてよかった」漠然と悩んでいたことを話せてスッキリした」といった声を聴くことができました。

【メッセージ】ここがいいよね!〇〇さん

自分の強みなどを他者視点で知るきっかけになればと、普段一緒に仕事をしているメンバー同士でポジティブフィードバックのメッセージを送り合えるようなアプリをkintoneで作成し、期間中にメッセージを送り合ってもらいました。メッセージをもらった側からは「自分の強みに気づかせてもらった」、送った側は、「メンバーの強みを言語化する良い機会になった」との声を聴くことができました。

実際に私がとあるメンバーに送ったメッセージ

おわりに

今回は、初めての取り組みで、開催しても参加してくれなかったらどうしようと不安もありましたが、多くのメンバーが関心を持って参加してくれて、一安心でした。ワークショップや講義などは、自己理解を深めるようなコンテンツが多く、もっと踏み込んでキャリアについて考えたいといった声や、中にはあまり参考にならなかったという方の声もあったので、反省を活かして今後のキャリア支援施策を検討していきます。

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